2012年5月2日水曜日

4月28日、29日、GWに歌津へ。

RQ登米復興交流センターから参加したコイケです。
自家用車で来ていた方に同乗させてもらい、一日目はヤマ学校イベントのお手伝い、
二日目には伊里前川の清掃を行いました。 

一日目。この日は「さえずりの谷」開きの日。
天気にも恵まれ、タンポポやつくし、青々とした野草、鳥たちの声が、さえずりの谷の春を彩っていました。


到着が昼頃と少々遅めになってしまいましたが、ちょうど埼玉から来ていたご家族の飛び入り参加もあり、急遽、野草でちょっとした調理をすることに!子供たちが採取したつくしなどの野草を天ぷらにしたり、炒めたり。私は昨年、受付などでさえずりの谷の活動に携わったことはありましたが、谷へ下りてのお手伝いは初めて。でも、よく遊びに来ている子供たちにさえずりの谷のルールなどを指導してもらって、調理や後片付けなど一緒にしました。悪戦苦闘でしたが、味はなかなかのもので、特に天ぷらは美味しく味わい深いものでした。

その後は、昨年開拓していたさえずりの谷ツアーをしたりと、爽やかな風と春の日差しの中、子供たちの元気と笑顔につられ、一緒に楽しむことができました。


二日目は伊里前川のお掃除。
胴長を着て川に入ると春でもまだ冷たい川の水が少し心地よく感じられました。
潮の関係で河口からはだいぶ中に入ったあたりの浅いところからお掃除開始。これまで携わった人たちの成果かその周辺は、細かいものはありましたが、大物はあまりなく、小さな魚や小石の河原とザワ漁の仕掛けが目を引きました。

午後になって潮が引き始め少しずつ下流の方へ行くと、それまではであわなかった洋服、ビデオテープ、掛け時計、サッシの破片、中には3m近いパイプなどが次々に現れ、あっという間に時間が過ぎていきました。元の川の姿を知らない私ですが、震災の爪痕を改めて感じ、まだまだ人の手が必要なんだなと実感しました。

でもうれしい出来事もありました。
この日、実はさえずりの谷を飛び出して伊里前周辺を散策していたヤマ学校の子供たちが
私たちが清掃しているところにやってくる予定になっていたので、掃除を始める前にヤマ学校の仕掛けをしていました。



一緒にお掃除をした大西さんが朝完成させたばかりのお手製の仕掛けで3時間あまりの時間でしたが、なんと・・・シロウオさんが一匹いました!たった一匹でしたが、子供たちも喜んでみてくれましたよ。

そして実は、私はたくさんのシロウオを見ることもできました。
その日の朝に仕掛けを仕込んでいた地元の方の籠にたくさんのシロウオの姿が!
でも例年よりは少ないのだそう。その方に見せていただいたシロウオたちがこちら。



上から見ると笑っているようにみえる、愛嬌のあるカワイイ魚です!
シロウオは全国でも個体数が減少している希少な魚だそうですが、地元の方の想いや、ザワ作りや清掃などを手伝った人たちの活動が、少しでもシロウオたちに現れてくれるといいと思いました。


(RQボラ こいけ)