2012年6月11日月曜日

はじめに、私が歌津てんぐのヤマ学校で活動を行うに至った経緯を簡単に紹介したい。
ボランティア活動をしたい。現在、被災地ではどのような活動が行われているのか。
RQ災害教育センターの東京での活動報告会を知ったのは、そんな思いがきっかけだった。
この活動報告会で得られる情報は、インターネットや新聞では知ることの出来ない情報だ。
現場で活躍されている方の生の声は、まさに衝撃だった。
3月と5月の報告会の中でひと際、私の心を掴んだのが今回の活動をされている通称”スパイダー”だった。


歌津の山の中での、テント生活。
自然の中で遊び、生きる知恵を学ぶ。
心の奥深くに眠っていた、子供心をくすぐり起こされた。

今回初めての歌津で私が行った活動は、以下の通りである。

・伊里前小学校4年生の課外授業でスパイダーが案内する予定の山の道・伊里前川上流河原のアクセス整備
・さえずりの谷で子供たちと遊ぶ
・現地の方と交流・意見交換
・歌津を知る


一泊二日の活動で、とても貴重なものを得ることが出来た。
テント泊で火の灯りでの生活。
野外での炊事は、なかなか味わう機会がないので新鮮。
昆虫や小動物を追いかけたのは、何年振りだったか。
子供と一緒に夢中になって遊んだ。
遊びながら、スパイダーや子供に教わる山や川での知恵。
自然と共存していることを実感できる活動であった。
二日間の休みがあれば参加できる活動。
毎月とはいかないが、参加し続けたいと思う。



最後に、さえずりの谷で子供の笑顔と未来を見つめるスパイダーの活動を今後も追いかけていきたい。

(歌津ボランティア 渡邉敬)